
先日公開されたFind Snowboarding: カザフスタン編のストーリーがUS Transworld Snowboardingのウェブサイトに公開されているのでご紹介。
英語版の記事は
こちら以下、
今年Rome Snowboardsは誰も予想しないような場所でスノーボーディングを極める。最初のトリップはカザフスタン。中央アジアに位置するかつてのソビエト連邦の一部であるカザフスタン共和国について知られていることは少なかったが、山々はあるようで、雪も降るようだ。RomeライダーのLNPとオジー・ヘニング、イアン・ボールがこの冒険に参加。その模様はFind Snowboardingの第一弾フル・エディットで見ることができる。
私たちはフォトグラファーのダーシー・バーチャにインタビューし、トリップの様子を話してもらった。
Q: アメリカからのフライトは何時間?
A: フライトの待ち時間にもよるけど、26から30時間ぐらい!

Q: 泊まったのはどこ?
A: 信じられないような高い建物のなかの大きな部屋を1日100ドルで借りてた。基本的にみんな満足していたし、ロケーション的にも良かった。
Q: スポットはどうやって見つけた?
A: すごくツイていた。ビザの問題で自分はみんなより1週間ぐらい遅れて着いたけど、みんなはアルマトイに着いてすぐに、どうしても現金が必要で車を売りたがってる人に出会っていて、そのバンが全員と全員の荷物を運ぶのに完璧だった。あとはそれに乗って探すだけ。ガイドはいなかったので、自分たちの力でスポットを探すしかなかった。チーム・マネージャーのグレイディ・スケルトンが運転はほとんどやっていたけど、運転するにはかなりキツい所だった。マジで毎回どこかへ行くたびに事故を平均2回は見たと思う。1時間の運転でクラッシュを4回みたこともあったぐらい。
Q: 警察や軍のお世話になったりした?
A: 自分たちがいる間に3回ぐらい警察にワイロを渡した。それぞれ理由は違ったけど、スノーボードには関係ないこと。とにかく最悪なのは、警官と話が通じないこと。地元の知り合いに電話して、彼らに通訳と交渉をしてもらい、だいたい40ドルぐらい渡してやっと解放。

Q: 現地で見たもののなかでいちばんクレイジーだったのは?
A: ちょうどセッションを終えたとき、女連れの男が車で近づいてきてクラクションを鳴らし始めた。自分たちがそいつの駐車スペースを使ってたからなんだけど、こっちの車を動かすと、その車がそこに停まるや否や速攻で女の方が男の○○○を舐め始めた。いろいろ見たクレイジーなシーンのひとつ。
Q: ビールはいくら?
A: 1本1ドルぐらいだと思う。変わってるのは1本ずつしか売ってないこと。アメリカであるようなパックはなかった。
Q: ウィードは?
A: ダメ。マッチ箱にかけらを詰め込んだものを40ドルぐらいで売ってた。何より高い買い物だった。
Q: ストリップは行った?
A: 残念だけど行かず。外に出たときはアイリッシュパブに行った。
Q: 女と寝たヤツはいた?
A: 一人だけ!誰かは想像におまかせする。
Q: 強盗にあったりは?
A: それはなし。
Q: いちばん酔ったのは?
A: 日によって違ってたので、ある意味全員。
Q: シャワーをいちばん浴びなかったのは?
A: 多分ラリー。
Q: 入国審査とか税関でのトラブルは?
A: ラッキーなことになし。でも自分はナーバスだった。旅行会社がオレのビザに表記される名前をミスってBachaなのにBuchaとやらかしていて、それがわかったのがフライトが発つ24時間前の話。30時間飛行機に乗る前に、着いた先の税関が自分を通すかどうかわからない不安があるっていうのは本当にストレスだった。

Q: スキー場へは行った?
A: シンビュラックっていうすごいスキー場に行った。そこへ行くまでに3キロほどゴンドラに乗らないといけなかったけど、パークがあったのには驚いた。スキー場そのものにもすごくいいゲレンデがあったし、周りの山も素晴らしかった。
Q: リフト・チケット代は?
A: 20ドル。

Q: 他にスノーボーダーはいた?
A: 数人と出会った。会った人たちはみんないろいろ助けてくれた。特に自分たちがロシア語を一切喋れないので助かった。ローカルにスキー場まで送り迎えしてもらえるのはクールだった。

Q: ローカルはどんなブランドのボードを使っていた?
A: BurtonからNideckerまでいろいろ全部見た。
Q: 山の感じはどうだった?
A: いちばんわかりやすい言い方をするとソルトレイクシティに似ていた。自分たちがいた都市(アルマトイ)は比較的フラットなんだけど、その周りはすごい山に囲まれている。ソルトレイクの周りの山より大きかった。

Q: ホームレスは?
A: どこでもそうだけど、アルマトイにもいろいろ問題はあるようだった。ホームレスについていうと、ダウンタウンはLAほどひどくなさそうだけど、市の境を越えて行けば行くほど貧困を目にすることが多くなる感じ。
Q: このトリップでの最高の1枚は?
A: イアン・ボールのオーリー・トゥ・バンクがベスト・ショット。でも行ったスポット全部が良くて、いい写真が撮れた。クールな50-50やオーリーをたくさん。
Q: 撮影するのにいちばん難しかったスポットは?
A: 全部楽しかったけど、ストレスを感じたスポットはオジーがボードスライドした巨大なダウンレールかな。40ドル払ったけど30分しか撮影させてくれなかったから。オジーがメイクしたから良かったけどね!
続きは フル・ストーリーと写真はUS TWS秋号に掲載
Find Snowboarding: KAZAKHSTAN from Rome Snowboards on Vimeo.